弁護士インタビュー

大阪・関西圏にて民事再生・破産の分野に重点的に取り組み、
多くの企業・経営者の再起をサポートする弁護士法人NEWSTAGE 代表弁護士 下元高文氏。
なぜ下元氏に数多くの企業がサポートを依頼し、下元氏を必要としているのか、その実態に迫る。

インタビュー1
インタビュー1

質問1:

民事再生・破産の分野に重点的に取り組まれているということですが、
その背景をお伺いできたらと思っております。

下元

私の父が中小会社を経営していまして、弁護士になることを決意したときから、父の会社のような中小企業をサポートする仕事がしたいっていうのがずっとあったんです。

その後、実際に弁護士になって、中小企業の方々から相談を受けたり、裁判を受任したりしている中で、会社が立ち行かないとか、資金繰りが悪化して、会社をたたむか、何か法的な手続きを取らなきゃいけない、という相談が来るようになりました。

こうした手続は、特に弁護士が力を発揮して、いい方向に持っていける分野ではないかというふうに思ったのが、きっかけです。

なるほど。

下元

それと、顧問弁護士をさせていただいても思うのですが、経営者の方って、孤独ですよね。従業員の方や取引先には、弱みを見せたりできないというのもあったりして。

そうですね。

下元

一人で悩まれてる経営者の方が多いというのを強く感じました。弁護士の立場って、経営者の方と同じ目線でサポートできる立場だと思うんです。

特に、会社の状況がうまくいかない、取引先にも言えない、銀行にも言えない、従業員の方にも言えないっていう中で、非常に悩まれている経営者の方からご相談をいただいたり、その中でいい解決ができたりというのが、僕としてはすごいやりがいがあると感じています。

なるほど。

下元

それと、経営者の方の中には、経営が悪化したり会社が破綻したりすると、自殺される方も多いんです。

そうなのですか。

下元

今、従業員の方の過労自殺などが話題になってますけど、経営者の方なんか、残業代なんてもちろんないわけですから。

その方の全人生をその仕事にかけておられて、それで、うまくいかなかったときの喪失感というか、絶望感というか、責任感で死を選んでしまうという方もいらっしゃるんです。

ただ、本当は、そんな死ぬほどのことじゃない、と。

なんとかなる可能性だってあるよ、っていうのを言ってあげたいっていうのもあります。相談していただいたら、なんとかなったのに、という思いはあります。

インタビュー2
インタビュー2

質問2:

実際に、先生にご相談される方に対して、
どのような具体的なアドバイスやサポートをされているのでしょうか?

下元

まずはやっぱり、会社の状況を詳しくお聞きすることになります。

詳しくお聞きしていくと、その状況に適した方法があると思うんです。

例えば、民事再生という手続きがあるんですけれども。民事再生をして会社をずっと続けていくというのが最良の場合もありますし、破産することによって一旦そこで線を引いて、その会社自体はなくなるけれども、新たにその経営者の方が個人として再起していくのが最良の場合もあります。

その経営者の方が求めているものや、会社の状況、そういうものによって、最良の解決は違ってくると思うんです。

相談いただいた場合は、かなり長時間いろいろとお話を伺う中で、手続きとして一番いいものは何なのかというのを考えていきます。

相談を受けた結果、何もしない、っていうことだってあるわけです。今のままで頑張ってみるという場合だって、それが可能であればありますし。そういういろんなメニューの中から最適なものを選んでいくというのが、僕の仕事じゃないかというふうに思っています。

インタビュー3
インタビュー3

質問3:

様々な企業・経営者の方が、ご相談にお越しになられておりますが、
実際どのような方々が来られていますでしょうか。

下元

それは、本当にいろいろな方がいらっしゃいます。

経営者の方の性格とか、環境にもよると思います。

かなり早期に、経営はまだ正常なんだけれども、今後もしかしたら、例えば時代の流れで悪化していくかもしれないと言って、ご相談いただく場合もあります。

そういう場合、例えば、顧問契約をさせていただき、毎月、経営状況をふまえたご相談をして、最終的に何らかの法的手続きをとった方が良いというふうになる場合もありますし。

それから、「明日の手形が落ちない」「明日取り付け騒ぎが起こるから、すぐに準備してほしい」ということで相談に来られるケースもあります。

ただ、私がいつも言っているのは、もうちょっと早く来てもらったら、選択肢がいろいろあったかもしれないのに、っていうのはあります。

直前に来られた経営者の方も、その前から悩んでおられたと思うんです。ただ、1人で悩んでても、結局どうなるか分からないから不安になるだけだと思うんです。法的な手続きがどんなものか分からないから、将来がブラックボックスみたいになってしまっていて。だから、悩んでるんだったら、すぐご相談に来てください、というのはいつも思っています。

なるほど、ありがとうございます。一人で悩むよりも、できるだけ早く先生にご相談されたほうが、突破口が見つかる可能性もあるということですね。

下元

そうです。結局、経営者の方がなさっていることって、選択だと思うんです。こういう取引をするかしないか、ある事業を始めるか始めないかという選択をずっとなさってきたのが経営者の方だと思うんです。

何か選択をするにあたって、経営者の方は、情報を把握したうえで、その選択によってどうなるのかを想定されるじゃないですか。

経営者の方っていうのは、そういう選択のプロだと思うんです。

経営者の方が、民事再生とか破産とかの場面で悩まれるっていうのは、それをすることによってどうなるのかが分からないということによるものだと思うんです。

そうですね。

下元

だから、単に漠然とした不安だけを抱えてしまう。破産などの暗いイメージだけが先行してしまって、暗い気持ちになるということだと思うんです。

でも、適切な情報が得られれば、うちの会社はこうすべきだとか、適切なチョイスができると思うんです。最後はやはり経営判断だと思いますので、そういうのが分かるようにアドバイスさせていただきたいと思っています。

なるほど。先生としては、いろいろな面からヒアリングをされて状況を把握した上で、最適なアドバイスやサポート、解決方法をご提示されているということですね。

下元

そうです。例えば、民事再生で頑張ってみるのか、破産をチョイスするのか、あるいは他の手続きを使うのか、っていうところもそうですし。

もっといえば、細かい財産の処理についても同じです。会社の建物はどうするのかとか、売掛金はどうするのか、とか。そういったところまで含めて相談していきます。かなり細かいことまで踏み込んで、聞いていくことになります。

そうなのですね。

下元

はい。

手続を代行するというだけではなくて、結構深いところまで関係していかれる。

下元

そうです、経営者の方の相談を受けて、いろいろと悩みをお聞きしていますと、関係者に迷惑をかけたくない、っていう人が多いんです。例えば、取引先にできるだけ迷惑をかけないでソフトランディングしていく方法ってないんだろうか、とか。従業員の方にもできるだけ迷惑をかけたくないとか。

破産となると、従業員は最終的に解雇になるんですが、例えば、ギリギリに告げて、今月の給料も出せません、予告手当も出せません、っていうふうにするのか。もう少し前から、いろいろ準備をさせてあげるのか、によってだいぶ違うと思うんです。

できるだけ経営者の方の希望に沿った形でできる方法はないんだろうか、というのを考えることになります。

お話をお伺いしておりますと、依頼者の方と弁護士先生の関係は、手続を依頼するというだけではなくて、信頼関係が非常に重要なんだと感じます。特に、民事再生とか破産という仕事ですと、非常にデリケートなものだと思います。

下元

そうですね。まずは依頼者の方と弁護士との信頼関係を築くことが最も重要だと思います。

インタビュー4
インタビュー4

質問4:

多くの経営者の方々をサポートされる中で、どういったことを大切にされ、
信頼関係や、絆を築かれているのでしょうか。

下元

依頼者の方は、やはり経営者としてずっとやってこられた方ですので、尊敬の念を常に持っています。

会社の状況が悪くなって民事再生や破産に至ってしまったとしても、経営者としての迫力や人間的な魅力があって、僕自身もとても刺激になると感じています。

単に、つらい目に遭っている可哀想な人を弁護士が助けてあげよう、という図式では見ていません。

やっぱり、その方が経営者として、いろいろ選択していく中に、私も情報を提供させていただいたり、お手伝いをさせていただこうと。

その方と一緒に、一つのプロジェクトに取り組んでいこうと考えています。

そういう感覚を強く持っているというのは、他の弁護士とは違うかもしれないですね。

なるほど。

インタビュー5
インタビュー5

質問5:

言える範囲と、言えない範囲があると思うのですが、
これまでの民事再生や、破産業務の中で記憶に強く残っているエピソードなどがあれば、
お聞かせいただけないでしょうか。

下元

本当にいっぱいあるんですけれども。1つは、再生に取り組んだ事案です。

私としても、再生手続がうまくいくように、ということで頑張ったんですけれど、債権者の方が、同意できないということで、結局反対だと。何度かチャレンジしたんですけれども、やはり再生の計画案については認可されない、ということになって。私としては、もうこの民事再生手続は失敗だというふうに、本当につらい思いしてたんです。

そのとき、依頼者の経営者の方が、「僕らはやっぱり最悪も予想しておかないといけないんだ。」とおっしゃって、もし民事再生がダメになったらどうなるのか、破産になったらどうなるのかを常に考えていたと。

そのお話を聞いて、やっぱり経営者の方ってすごいなと。凄みを感じました。

結果的に破産になったんですけども、その経営者の方は、そこからまた新しい人生を切り開いていかれました。

その方が言うには、民事再生に一回チャレンジしてみて良かったと、その中で、様々な取引を行うこともできたし、最終的には破産になったけれども、民事再生を申し立てる時点で破産を選択していたら、もっとたくさん迷惑をかけることになった、結果的にはとても良かった、というふうに感謝していただいて、結果的に民事再生は認可されませんでしたけれども、本当に頑張って良かったと思いました。

それからもう一つのエピソードは、再生がうまくいった事案なんです。その経営者の方は、言葉では表現しにくいんですけど、人間としての魅力がすごいある方なんです。それまで、いろんなことで取引先を助けてあげたり、良い取引をされていまして。

それで、その方の会社の経営が突然悪化して民事再生を申し立てることになって、ご迷惑をかける債権者の方に謝りに行ったんです。

私も社長と一緒に頭を下げて謝るんですが、それに対して、債権者の方が、「社長には、前に助けてもろたやんか」「だから、今回はこっちが助ける番だ」とおっしゃっていただいて。

本当にそのときは私も一緒にいて、泣きそうになりました。

結局、そういうことの積み重ねで、その再生はうまくいった。それまでその経営者の方が取引の中で取り組んできたこと、事業の中で取り組んできたことが、こういう場面でも出ることもあるんだ、というふうに思いました。

再生がうまくいかなかった方がそれまで駄目だったっていうわけじゃないですよ。みんな一生懸命事業に取り組んでおられるので。

ただ、そうやって、過去の取引関係や経営者の方の人間性があって、うまくいったケースもあるんだ、ということです。

いろいろエピソードを教えていただき、先生の姿勢やお考えが分かりました。ありがとうございます。

インタビュー6
インタビュー6

質問6:

下元先生にご相談すれば、
解決の糸口が見つかると思ってよいでしょうか?

下元

いつも僕のとこに相談来られた方に言うんですけど、必ずなんとかなると。

その方法というのは、いろいろですよ。

民事再生をして会社が続いていくことかもしれないし、破産という形で会社を整理した後で、経営者の方として先の人生を生きていくっていうことかもしれないし。

ただ、何もしなければ、このままずるずるといろいろな人に迷惑をかけていってしまうという場合に、最適な手続をとることで良い方向に進むことがあるわけです。

私が解決するというよりは、そういった情報を提供して、こういうやり方もあります、こういうやり方もあります、ということをお伝えして、経営判断の中で一緒に考えていくことになると思うんです。

経営者の方と話していて思うのは、会社イコール自分って考えていらっしゃると、もう「破産」となって、会社の存在がなくなるというのは、すごいショックだと思うんです。

ただ、なぜ破産っていう制度があるかっていうと、人間が生きていくためだと思うんです。

なるほど。

下元

会社はもうなくなりますけども、個人って命は続いていくわけですから。そこで1回、会社の部分については清算してきれいにして、自分も借金や負債を負って迷惑をかけたけれども、破産をすることで新たな人生を歩んでいくわけじゃないですか。

でも、破産をしても、全部なくなるわけじゃないですよね。

それまでにその方が得た経験とか、経営者としてやってきたことっていうのが、次の人生で生きてくると思うんです。

そういうサポートはできるんじゃないか、というふうに思います。

ありがとございます。それでは最後に、1つだけ。

インタビュー7
インタビュー7

質問7:

これからご相談予定の方だったり、先生のこの仕事にかける思いなど、
メッセージをいただけないでしょうか。

下元

先ほども言いましたけれども、経営者の方って相談できないことが多いと思うんです。従業員の方、家族、取引先。その会社を良く見せなきゃいけないとか、みんなに不安を与えてはいけないっていうことで、すごい頑張ってやってらっしゃって。

ただ、そこで誰にも相談できずに1人で悩んでいて、最後はポキッと折れていろいろな方に迷惑をかけるというのもあると思うんですよ。

私は弁護士ですので、従業員でもないし、取引先でもない。会社の状況を、ありのままに教えていただいて、その中でどうすればいいのか、っていう選択肢をご提供できると思います。

ですので、本当に一人で悩まれているくらいなら、すぐに相談に来ていただきたいと思います。常に全力で、会社のために取り組んでいきたいと思っております。

本日はありがとうございました。

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